現役テレビマンの『就活プロデュース』

内定は「いかにあなたを魅力的に魅せるか」にかかっています。そのために必要なコトとは?

面接官を知って面接の達人になる!現役面接官が語る「ここだけの話


今回は、

 


面接が苦手なあなたに!
判定基準をもとに準備する
内定を獲る面接対策

 


をご紹介します。




就活における最大の関門、
それは…面接です!

ESなどの書類選考を、やっとの思いで
通過したものの、面接であえなく撃沈…
というのは、就活あるあるです。

厄介なのは、自分としては手応えがあっても、
なぜか落ち続けること。

気が付けば、自分という存在が
全否定されている気分になることも。

 




その理由、
今ならはっきりお伝え出来ます!

 




それは…

あなたが、
企業が求めているものを

理解していないからです!





1次から進めない暗黒時代

かく言う私も、学生時代は面接が苦手で、
なかなか1次から先に進めない日々が、
続いていました。

 

  • 「自己PRが悪いのか?」
  • 「志望動機にインパクトが足りないのか?」
  • 「面接が盛り上がらなかったのが原因か?」


考えれば、キリがありません。


特に私は、当時競争率が高かったテレビ業界を
志望していたため、





「会社に入ってやりたい企画が、
 つまらないのでは?」




など、今考えれば
とんでもない遠回りをしていました。




あれから約20年…
今、私はあるテレビ局の面接官をしています。

だからこそ、お伝え出来ることがあります。

当時の私は、
完全に間違っていました!





何が間違っていたのか?
それはこの後、しっかりお伝えします。





まずは、面接官を知ろう

面接は、企業が設定した採用枠に対し、
応募してきた学生を、面接官がジャッジして、
絞り込む場所です。

つまり・・・




面接官が何を基準に
ジャッジしているのか?





を、知らなければ、いつまでも内定を得ることは
出来ません。


当たり前のことですが、就活を続けていく中で
これが、当たり前ではなくなるので、
改めて意識をしてください。


そのためには・・・

まず、面接官を知る所から
始めてみませんか?





▼面接官が知りたい事は?

面接官は、面接で何を知りたいと思いますか?
こちらは、リクナビが調査した結果です。

出典
https://job.rikunabi.com/contents/interview/8084/


知りたいこととして最も多かったのは、

「会話力、論理的思考能力などの学生の特徴」
「企業とのマッチ度」

がともに30.2%で1位となりました。

次に、

「入社意欲」

「将来のビジョン」
「企業や事業に対する理解度」

などが続きました。





▼面接官をしているのはどんな人?

企業によって、異なる部分はありますが、
1次から最終面接にかけて、面接官を務める
人間は変わっていきます。

1次から2次にかけては、
人事の採用担当者だけではなく、
他の部署の若手社員が入るケースが多いようです。

3次から最終と進むにつれて、
人事担当者+各セクションの管理職という
現場の人事に深く関係する人物が登場してきます。





▼面接官が見ているポイントは?

1. 見た目の印象

実に9割もの人事が見た目を意識しているという
データもあります。その見た目を決めるのは
ずばり…

 


第一印象です!





メラビアンの法則”をご存じでしょうか?

言語情報(話の内容)、
聴覚情報(口調や声のトーンなど)、
視覚情報(表情やジェスチャー)の3つが
一致しない場合、

どれを優先的に印象として受け取るかを調べたところ、
言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報がなんと





55%!

の割合だったそうです。




つまりそれだけ人間は、視覚に頼っていて、
視覚から得た情報=見た目に対する印象が、
合否に大きく影響することは十分ある訳です。

 

 

 

 

2. 受け答えの内容・頭の回転の早さ

面接には、定番化している質問がありますが、
それ以外にも、話の流れで突拍子のない質問を
されることがあります。

その時、

 

  • どんな回答を返してくるか?
  • どれだけの時間でリアクションをして来るか?


その2つを見ています。


こればかりは、事前の対策の仕様がありません。
ただ、日ごろからの心がけで慣れておくことは
出来ます。

例えば、突然友人から何の脈絡もなく、

たけのこの里きのこの山

どっちが好き?」





と、聞かれた場合、少し考える時間は発生するものの、
比較的容易に答えを返すことが、出来るのでは
ないでしょうか?

それは一体なぜでしょうか?




恐らく、たけのこの里きのこの山について、
ある程度の知識があるからではないでしょうか?


そして、どっちが好きという話は、これまでも
考えた経験があるからではないでしょうか?


つまり、事前にできる対策としては、
常日頃から、世の中の様々なニュースについて、
自分なりの意見を持つことを心がけるという事です。


私のおススメは、「NewsPicks」

世の中の様々な情報について、ある程度の経験値を
もった社会人や、専門家がコメントをしています。

このコメントを、掲載されている情報と合わせて
読むことで、様々な返しを学ぶことができるからです。

是非、機会があれば取り組んでみて下さい。

 

 

 

 

3. 入社への熱意

あなたが、どれだけその企業に対して
想いを持っているか、その熱量を見ています。

例えば、食品業界には
たくさんの企業が存在しています。

そのなかでもAという企業を、
あなたが志望したとして、
そこに入りたい理由はなんですか?




なぜ、あなたは
A社に入りたいのですか?





その理由こそが、熱量です。

そのためには、企業研究が欠かせません。
企業研究が重要と言われるのは、このためです。

 

 

 

 

4. 人柄や適正

様々な質問を投げかけることで見れる
あなたの人間性、人柄を見ています。


「この人は恐らく、○○な人だな」
「〇〇部の田中に似ているな」


これはいわゆる、恋愛で言う
フィーリングというやつです。

合う合わないは、理屈ではないので、
ここが面接はお見合いと一緒と
言われる所以だと思います。

 

 

 

 

▼面接官は何をもとに質問している?

面接官は、あなたのエントリーシートをもとに
質問をします。

エントリーシートに記載されている様々な情報を、
各面接官の目線で、根掘り葉掘り質問します。

これは、エントリーシートからある程度
想定できるものになるので、
改めてエントリーシートをチェックしておきましょう。

 

 

 

 

▼面接官の定番質問

面接官は、人事担当者だけが務める訳ではないので、
各面接官には、想定質問集が配布されています。

定番質問があるのは、それも影響しています。

言うなれば、定番質問はしっかり答えられて
当然の準備運動です。

事前に、しっかり対策をしておきましょう。

 

  • 「自己PRをしてください」
  • 「今はどんな事を学んでいるんですか?」
  • 「あなたの短所・弱みを教えてください」
  • 「志望動機は?」
  • 「学生時代に頑張ったことは?」
  • 「挫折経験は?」
  • 「困難をどう乗り越えたのか教えて下さい」
  • 「入社後にしたいことを教えてください」
  • 「就活の軸は?」
  • 「他社の選考状況を教えてください」
  • 「最後に何か質問はありますか?」

 

 

 

 

▼具体的な対策方法は?

分かっていても、緊張で思うように答えられない
面接の場。

だからこそ、
少しでも本番に近い環境に慣れておくことが
なにより重要です。

そこで今回は、事前にできる
具体的な対策方法をご紹介します。

 

 

 

 

  • 自宅で回答している自分を録画する
  • 志望企業以外の面接にも参加して場数を踏む
  • OB・OGに面接をしてもらう

 

 

 


練習の際の注意点として、心掛けて欲しいことが、
1点あります。

それは、

回答を全て
暗記しようとしない事!





事前に作成した回答を一言一句暗記し、
それをそのまま面接で話そうとすると、
面接官には・・・





全く気持ちが伝わりません!





原稿を読んでいるかのような
話し方になっている学生を、
毎年かなりの数、目にします。


面接練習をする際は、
「各回答の要点・絶対に話したいキーワード」
だけを暗記する程度に留め、面接本番では、




必ず自分の言葉で話しましょう





大丈夫です。
あなたはしゃべりのプロではないんです。
少しつまずくのは、当たり前!


大事なのは、面接官に気持ちを伝えることです。

 

 

 

 

まとめ

面接を通過するためには、
まず、




面接官を知りましょう





Q.面接官は何を見ているのか?

1.見た目の印象
2.受け答えの内容・頭の回転の早さ
3.入社への熱意
4.人柄や適正

 

Q.面接官は何をもとに質問をしているのか?

あなたが提出したES

 

Q.面接官はなにを知りたいのか?

1.会話力、論理的思考能力などの学生の特徴
2.企業とのマッチ度
3.入社意欲
4.将来のビジョン
5.企業や事業に対する理解度





最後に…

面接は、企業から一方的に評価を
受ける場ではありません。
あなたが企業を見極める場でもあります。


つまり、企業側も学生側の目を気にしているのです。


面接を通過したとしても、
あまりにも印象が悪いようであれば、
その時はあなたから振ってあげましょう。





今回も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。